[BOOKデータベースより]
地中で暮らすセミくんにかかってきた一本の電話。「ええ、そうです、いよいよ今夜です」セミの幼虫の羽化を描く楽しい絵本。
[日販商品データベースより]ジリリリーン、リリリリーン。地中で暮らすセミ君にある日1本の電話が。「ええ、そうです、いよいよ今夜です」。その一報を聞き、地上では蜂が、青虫が、コロオギが大忙し。一体今夜、何があるのかな。
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「ジリリリーン リリリリーン」地中で暮らすせみくんの家の電話が鳴り、せみくんは答えます。「ええ そうです、いよいよ こんやです」いったい何が起こるのでしょう。その一報はあっという間に地上の仲間たちに広がっていき、準備が始まります。ミツバチくんたちは甘い蜜を集め、アオムシちゃんたちはサラダを作り、カブトムシは準備運動をし、スズムシさんたちは演奏の練習をします。その頃セミくんは、ひとり起き上がり、慣れ親しんだ部屋に別れを告げ、はしごを登り、地面へ顔を出し。さらに大きな木の幹を伝って……。セミくんにとっての「いよいよ」は、もちろん「その瞬間」です。知らなかった子は驚き、知っている子が見ても息を飲んでしまうその出来事。なんて神秘的なのでしょう。そして、セミくんの嬉しそうなこと! さあ、みんなでお祝いです。地中でのセミくんの暮らし、やがて旅立つ時のその心境、まわりの仲間たちの受け止め方。工藤ノリコさんが描く魅力的な絵を見ているだけで、想像はどこまでも広がっていきます。壮大なのに、どこまでも愛らしく、コケティッシュ。生きるって素晴らしいな。ミーンミーンと元気に鳴くセミくんを見ながら、改めて思うのです。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
【情報提供・絵本ナビ】