西田哲学の根本問題

こぶし文庫　戦後日本思想の原点　３７

こぶし書房
瀧澤克己　小林孝吉　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2004年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784875591849

内容情報

[BOOKデータベースより]

西田哲学の根本問題は、同時に人生の根本問題である。西田哲学の「絶対矛盾的自己同一」と「インマヌエル」のバルト神学の融合によって、生きることへの希望を提示した若き神学者の処女作。

第１部　西田哲学の根本的諸概念（緒論―「即」をもって結ばるる一連の根本概念その他；「絶対の非連続の連続」の最も原始的なる意義；「絶対の非連続の連続」の最も根本的なる意義　ほか）
第２部　後期西田哲学の発展（前期西田哲学の立場；『働くものから見るものへ』の後編の諸論文―「知るもの」に於ける「判断的一般者」の確立；『一般者の自覚的体系』の成果と残されたる問題―『一般者の自覚的体系』より『無の自覚的限定』へ（「表現的自己の自己限定」の論文の必然性）　ほか）
第３部　西田哲学の性格とその根柢（田辺、高橋博士その他の西田哲学批評―「知的自己の立場」に立つ哲学；西田哲学の立場としての「行為的自己の立場」；西田哲学の性格―哲学と宗教　西田哲学の根柢をきわめるということ）

[日販商品データベースより]

西田哲学の根本問題は、同時に人生の根本問題である。西田哲学の「絶対矛盾的自己同一」と「インマヌエル」のバルト神学の融合によって生きることへの希望を提示した神学者・滝沢克己の処女作。