中東迷走の百年史

新潮新書　０７１

新潮社
宮田律　

• 価格: 748円（本体680円＋税）
• 発行年月: 2004年06月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784106100710

内容情報

[BOOKデータベースより]

内戦状態に突入したイラク、自爆テロと報復の連鎖が止まらないパレスチナ、いまだに「国家」の体を成さないアフガニスタン、ロシアに血みどろの戦いを挑むチェチェン―。「世界の火薬庫」と化した中東の「いま」を理解するには、少し立ち止まって、現代史の百年を振り返るのが近道だ。焦点となっている十二の国・地域を取り上げて、紛争の理由を原点から探る、中東入門書の決定版。

イラク―民主化どころか無政府状態へ
イスラエルとパレスチナ―解のない方程式
サウジアラビアとイエメン―聖地の足元に拡がる火
イラン―「宗教」から「民族」へ帰る日
トルコ―ヨーロッパと中東の間で
クルド―中東最大の「少数民族」
アフガニスタン―なぜタリバンが生まれたか
カシミール―核戦争の発火点？
中央アジア―シルクロードのイスラム過激派
カフカス―ロシアとチェチェンの二百年戦争
東アフリカ―中東の最も柔らかい下腹部
マグレブ三国―フランス支配が遺した混迷

[日販商品データベースより]

「世界の火薬庫」と化した中東の「今」を理解するには、少し立ち止まって、現代史の１００年を振り返るのが近道だ。焦点となっている１２の国・地域を取り上げて紛争の理由を原典から探る、中東入門書の決定版。