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[BOOKデータベースより]
帝国の解体過程から国民国家の生成と動揺、ポスト冷戦、イラク戦争までの世界史の変動を、国際関係史と地域研究の不断の往還によって問う。近代の光と影、開発と文化、普遍と個別といった重層的問題を国家、宗教、民族、地域といった枠組みをこえて総体的に論じ、歴史研究の新たな可能性をあざやかに示す。
ひきさかれた帝国―イラク戦争とパクス・オリエンティス
第1部 歴史(世界史と日本史の可能性―近代日本人の見た歴史のリアリティ;帝国とナショナリズムの交錯―日本からの視角;土耳古共産党首暗殺始末―トルコ革命とソビエト・ロシア)
第2部 開発(開発主義と文化―差異と差別をめぐって;帝国と開発―福沢諭吉とスルタンガリエフの視点によせて;開発のなかの民族問題と人口問題―人間性と文化;開発と文化の共存―二一世紀の課題)
第3部 国民(歴史のなかのネーション―日本と欧米の非対称性;ポスト冷戦から二一世紀へ―文明論的解釈の試み)
帝国を超えて―理想と限界