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[BOOKデータベースより]
本資料集成は、近代日本の買売春の状況と買売春をめぐる運動の軌跡を辿ることを目的に、明治維新以降、敗戦までの時期に出版された書籍・パンフレット・リーフレットを中心に収集し、刊行した『買売春問題資料集成・戦前編』（一九九七〜九八年刊行・第１期とする）に続き、第２期として編集復刻されるものである。「第２期」においては、主に国家政策としての買売春に主眼を置き、内務省・外務省そして各道府県の発行した公文書と帝国議会で論議された記録、そして売春業者による存娼運動に関する資料を機関誌を中心に編集復刻した。本巻は研究・ルポルタージュ編である。
東京妓情 上・中・下（酔多道士）波娜婀娜女（中川徳右衛門）
花柳風俗志（大久保葩雪）
芸者論（矢野恒太）
売春ロマンス―附・公娼と私娼（山尾清実）
娼妓と性慾道徳（篠原清一）
恋と売淫の研究（羽太鋭治）
遊女哀史（原田譲）
世界性業婦制度史（滝本二郎）
芸者の研究（林田亀太郎）〔ほか〕