この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 中世への旅 都市と庶民
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年06月発売】
- 中世への旅 農民戦争と傭兵
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2023年06月発売】
- 戦うハプスブルク家
-
価格:990円(本体900円+税)
【1995年12月発売】
- ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
-
価格:1,012円(本体920円+税)
【2022年11月発売】
- アメリカ合衆国の生成とその奴隷史
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2021年03月発売】
[BOOKデータベースより]
ヨーロッパ世界は、11世紀から13世紀にかけて固有の文明を確立していった。そうした歴史的ヨーロッパの十字路に位置したベルギー東部のムーズ川中流域における都市社会の形成を中心に、都市の概念、商業と技術、人々の意識(心性)の在り方を考察した本書は、ヨーロッパ中世文明の特徴的な諸要素を、その相互連関に留意しつつ明らかにした地域史研究である。都市的自由の早期の出現と広がり、都市支配層の多様な出自、地域の内外を結びつけた商工業の発展と伝播、法意識の形成と聖職者の役割、奇跡や婚姻概念を媒介とする中世的心性の探求など、本書で取り上げられたテーマは、いずれも地域史的視点からヨーロッパ中世を照射し、その基層を浮かび上がらせている。
第1章 「都市」の概念
第2章 紀元千年頃のスペインとロタリンギア―都市的自由の起源について
第3章 ムーズ地方における都市の自由と一〇六六年のウイの慣習法文書
第4章 十一〜十三世紀におけるウイの都市貴族に関する問題
第5章 中世ムーズ地方の都市と商業
第6章 十三世紀後半ナミュール伯領の大青圧搾機
第7章 スタヴロのヴィバルトとローマ法
第8章 ブイヨンにおける聖ランベールの凱旋(一一四一年)―ある証拠の物語あるいはある心性の表現
第9章 唯一の愛それとも何人もの女性?