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[BOOKデータベースより]
本書は、カール・シュミットの近代啓蒙批判を、シュミットが影響を受けた、あるいは論敵であった思想家、とりわけマックス・ヴェーバーの学問論や法・政治論との比較を通じて、またナチスの反ユダヤ主義や安楽死計画との関連を通じて浮き彫りにする。更に近代啓蒙批判とナチズムの病理・野蛮性との思想史的連関性を詳細に描き出し、近代の生態を複眼的な視角から解明、後世への歴史的教訓を我々に突き付ける。
第1章 シュミットの思想の基盤―法学と文芸の接点から(シュミットの家庭環境と修学時代;風刺書『影絵』(一九一三年)について ほか)
第2章 ヴェーバーとシュミット―学問論の相克(シュミットのヴェーバーに対する知的接触;「職業としての学問」(一九一七年)の成立事情 ほか)
第3章 ヴェーバーとシュミット―政治論の相克(シュミットの『政治的なものの概念』とヴェーバー;シュミット『政治的なものの概念』の四つの論点とヴェーバー ほか)
第4章 ナチス安楽死計画とシュミット―法史的社会史的視角から(生命の価値とシュミットの「価値の専制」(一九五九年);ナチス安楽死計画(一九三九〜四五年)の事実の概要 ほか)
第5章 反ユダヤ主義とシュミット―法・国家・ユダヤ人(研究史的前提;シュミットの反ユダヤ主義的発言 ほか)