- 銀のほのおの国
-
- 価格
- 825円(本体750円+税)
- 発行年月
- 2003年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784834006452
[BOOKデータベースより]
剥製のトナカイのガラスのひとみに炎がゆれて、たかしとゆうこの冒険がはじまった。人はなぜ、他の生きものの命を奪わなければ生きられないのだろう。重たい問いを抱きながらふたりは、いにしえのトナカイ王国復興をめざし、動物たちの国の壮絶な戦いにたちあう。日本で生まれた本格ファンタジーの傑作。小学校中級以上。
[日販商品データベースより]よみがえったトナカイの首領はやてを追って、たかしとゆうこの旅は始まった。人はなぜ、他の生きものの命を奪わなければ生きられないのだろう。重たい問いを抱きながらふたりは、動物たちの国の壮絶な戦いに立ち会う。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- お父さんのラッパばなし
-
価格:770円(本体700円+税)
【2009年06月発売】
- おやゆびちーちゃん
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【1967年12月発売】
- はんぶんのおんどり 新装版
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2016年09月発売】
素晴らしいっ!ぜひ子供に、子供の間に読んで欲しい!
正直言って、パノラマが広がるほどお話の中にどっぷりハマって読めたわけではありません。子供向けかと思われる箇所もあり、なんとなく読みづらかったのは事実です。
しかし!!!
自然の営み、命の尊さ、食物連鎖というテーマがこんなに突き刺さった作品は初めてです。アニメやマンガなど、他のメディアの追従をも許しません。もう心の臓にグサリと刺さる作者の「命とは?」という問い。
日本にもこんな鋭利な素晴らしいファンタジーがあったのかと誇らしく思いました。
逆に言うと日本離れしています。少し『ナルニアの国物語』に似ているかな。
私たち母親世代が子供の頃は、生き様を垣間見るような、厳しく泣けるような動物ものが多かった。平気で死体を描いてあったり。
けれども昨今の子供向けメディアからは、そういう”必要な残虐シーン”が抜け落ちている気がします。チャンバラで戦った末の死とは違う・・・生きるための殺しというのがどういうものか、肌で感じられる作品となっています。
グロいシーンはありませんが、それでも”命の痛み”を感じられます。文才ですかね。
私が子供の頃読んでいたなら、ずっと忘れられなかっただろう作品です。
しかし普通の小3が、飢えをしのぐためとはいえ、死んでたライチョウを解体して食べられるだろうか。
今時のサラリーマン家族の子には無理でしょう。私もようしません。
田舎の人から見たら、生命力のないもやしっ子かもしれないなぁ。(てぃんくてぃんくさん 40代・奈良県 女の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】