[BOOKデータベースより]
第1部 数と計算に関する用語・記号(大数と少数の名称の由来;計算記号の由来;割り算の答えはなぜ商なのか ほか)
第2部 式と関数に関する用語・記号(文字使用の歴史;方程式の未知数がxになるまでの長い道のり;方程式の方程とはどういう意味か ほか)
第3部 図形に関する用語・記号(長方形は矩形、台形は梯形だった ほか)
小学校から高等学校の教科書で目にする数学の「用語と記号」がどのような考えで創られ現在のものに至ったのか?
本書は、時代背景や翻訳過程での変遷を交えながら、数学史とは別な視点から、数学の発展に影響を与えてきた脇役たちの由来について解説した。高校生以上であれば、数学は苦手と思っている人たちにも、「ものがたり」として楽しめるようにやさしく解説したもので、数学を身近にしてくれる一冊である。