- 八月の日曜日
-
Dimanches d’aou^t.
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2003年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784891764753
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[BOOKデータベースより]
たったひとり、モディアノの語り手は、いつも真っ白な現実にむきあわなくてはならない。彼らはいったいどこへ消えたのか?誰が悪いと責めることもできず、主人公はその折の衝撃のぶりかえしに怯えつづける。「胸の疼き」は、空白のまえで立ち止まったときに立ちあがってくる既視感をまえにした、ほとんど身体的な反応だが、謎の解決は、愛した女性の肌のにおいだけを残して、全身をゆるがすこの既視感に屈して放置される。だからこそ、マルヌ河の瘴気を払い、ニースへむかうまえの夏の日々の、期待と不安が奇蹟的に等価となる頁を読み返すたびに、読者は、この逃避行を生き直すことになるのだ。そのとき感じる「胸の疼き」は、もはや主人公だけのものではなく、私たちにも与えられた厳しい試練となり、またこのうえない喜びとなるだろう。
[日販商品データベースより]あの巨大なダイヤモンド“南十字星”が、私たちに不幸をもたらしたのだろうか…。フランスを代表する現代作家のひとり、モディアノの基調をなす主題と手法が、無理のない形できれいに出揃った17年前の佳品を邦訳。