メキシコ経済の金融不安定性

金融自由化・開放化政策の批判的研究

新評論
安原毅　

• 価格: 4,400円（本体4,000円＋税）
• 発行年月: 2003年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784794805997

内容情報

[BOOKデータベースより]

１９９０年代メキシコ経済の構造変化、新自由主義政策の功罪をポスト・ケインジアン経済学・内生的貨幣供給論によって精緻に分析し、日本の現状を視野に収めつつ金融改革の要諦に迫る画期的論考。

第１章　メキシコ金融制度の歴史と金融自由化
第２章　金融システムの再編成
銀行再民営化と金融グループ
第３章　為替管理とベース・マネー
為替アンカー政策からインフレ目標へ？
第４章　資本蓄積における貯蓄‐投資バランスの意味
第５章　内生的貨幣供給論と金融不安定性理論
第６章　資本蓄積、設備投資モデルの推定
第７章　金融部門の貸出行動と金融不安定性の検証
第８章　金融危機への事後的対応
ＦＯＢＡＰＲＯＡとＩＰＡＢ
第９章　通貨危機とその金融システムへの影響