昭和の作曲家たち

太平洋戦争と音楽

みすず書房
秋山邦晴　林淑姫　

• 価格: 14,300円（本体13,000円＋税）
• 発行年月: 2003年04月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784622044277

内容情報

[BOOKデータベースより]

最新の西欧技法を身につけつつ自分たち日本の歌を書くこと。近代日本の作曲家たちに求められた命題は重い。そして大政翼賛の時代、彼らはどう生きたのか。現代史を音楽から見つめる意欲作。

１　楽団スルヤの夢
２　日本の未来派音楽
３　プロレタリア音楽運動
４　新興作曲家聯盟のころ―結成から解散まで
５　戦争下の「過去」と「現在」
６　菅原明朗・オペラ“葛飾情話”
７　「日本的なるもの」の虚構

[日販商品データベースより]

西欧の新しい技法を身につけることを求められ、一方では、自分たちの日本の音楽を模索する作曲家たちの前に立ちはだかった大政翼賛体制。音楽家たちの戦争責任を問いつつ、日本の現代音楽の歴史を問い直す意欲作。