首都圏の酸性雨

ネットワーク観測による環境モニタリング

慶應義塾大学出版会
慶応義塾大学　

• 価格: 5,940円（本体5,400円＋税）
• 発行年月: 2003年01月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784766409703

内容情報

[BOOKデータベースより]

１９９０年度から継続的に行ってきた降水試料の測定結果をもとにした、首都圏の酸性雨の実態を解明。２０００年以降、継続的に起こっている三宅島の火山活動によって、首都圏の降雨にはどのような影響が出ているかについても言及。酸性雨の問題ばかりでなく、長期間継続して行われることに重要性を帯びる環境モニタリング。国や地方自治体による環境モニタリングに限界が見られるなか、それを補完する効率的・長期的なモニタリング活動の実例を提示。１２年間にわたる降水試料のｐＨ、導電率、化学イオン成分などの測定データをＣＤ‐ＲＯＭとしても付与。

１　酸性雨の歴史と生成機構
２　降水、乾性降下物試料の採取地点、採取分析方法および試料データの評価方法
３　降水中化学成分の地域特性
４　降水中化学成分濃度のｐＨに対する寄与
５　気象条件の降水中化学成分濃度に対する影響
６　首都圏の酸性雨に対する三宅島噴火活動の影響
７　降水中化学成分濃度の長期的動向

[日販商品データベースより]

著者らは、 12年間にわたって首都圏9地点における降水試料からpH、導電率、化学イオン成分などの測定を継続的に実施。その結果にもとづき、首都圏における酸性雨の実態と長期的な動向を明らかにしている。
酸性雨の問題ばかりでなく、長期間継続して行われることに重要性を帯びる環境モニタリング。国や地方自治体による環境モニタリングに限界が見られるなか、それを補完する効率的・長期的なモニタリング活動の実例を提示。
本書を読めば、「ちょっとの雨なら傘なんかささなくても大丈夫」なんてこと言ってられない?!