- 青の炎
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- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2002年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041979068
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ユーザーレビュー (6件、平均スコア:4.8)
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トンチチ
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憤りの炎は、わが身をも焼き尽くす
主人公の少年が家族を守るため殺人者となった心の葛藤、完全犯罪を狙うその計画の巧緻、その完全犯罪がもろくも崩れて破滅へと向う悲劇、貴志ワールドに引き込まれて一気に読んでしまった。
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HonyaClub.comアンケート
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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
嵐:二宮くんが主演映画の原作小説です。この、本を書いた貴志祐介さんは今月9ドラマ嵐:大野くん主演の鍵のかかった部屋の著者でもあります。この、青の炎という本は、男子高校生の葛藤やそんな男子高校生を追いかける女子高校生の姿が描かれていて、とっても面白いです。ぜひ、小説と映画一緒にご覧になってもらいたいです。とても、オススメです!!!(ちーたん/女性/10代)
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sige
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江ノ島の“龍恋の鐘”の音が聞こえるようだ
「瞋恚(シンイ)の炎(ホムラ)は一度火がつくと際限なく燃え広がりやがては自分自身も焼き尽くす」この小説のテーマ。
完全犯罪を目指し、綿密な計画を立てていくが、何しろ主人公は高校生だから、はらはらさせられる。そして決行の日、実行直前の葛藤はあるものの、躊躇わずにすんなりと実行してしまうところは現実離れしている。まだ分別のつかない高校生だからできるのか?。東野圭吾の“殺人の門”のように十分に計画しても実行直前で躊躇って踏み切れなく、次こそは必ずと思いながらもその場になるとまた躊躇っていつまでも実行出来ない、という方が現実だと思う。それこそ“殺人の門”は簡単にはくぐれないはずだ。
またもう一つのキーワード“ウソ”もこの小説では重要である。甘酸っぱい青春小説としても捉えられるので読後が切ない。ほんと、切な〜い!
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QOGMA
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思い出す
小さいころやってしまった、ちょっとした悪事を隠そうと奮闘した
ちょっと残念で嫌な思い出を思い出してしまった。
悪循環が悪循環を呼んでしまうストーリーにはついやきもきしてしまった。
辛い話である。
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猫町
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悲痛
ひとつひとつの描写が非常に精緻であり、
主人公の性格とマッチして臨場感が煽られる。
あまりにも悲しい、悲しい最期だ。
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まろん
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映画化
先に映画を見て読みました☆
映画もよかったけど、やっぱり原作♪
本当に高校生?すごく大人びているなー。
[BOOKデータベースより]
櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。
[日販商品データベースより]秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手を秀一は自ら殺害することを決意する。