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[BOOKデータベースより]
日本において、複式簿記は、明治時代になってから西洋からもたらされたものであり、江戸時代の商家にみられる複式簿記と同じ機構をもった帳簿については、わが国「固有のもの」と位置付けられてきた。これがこれまで会計学会の定説であった。筆者は、その定説とは異なって、16世紀後半の織田信長の時代にイタリア式簿記が、日本に伝えられていたということを「文化論的アプローチ」にもとづいて明らかにした。本書は、「イタリア式簿記の日本伝播説」についての10年間にわたる著者の一連の研究成果をとりまとめたものである。
第1章 16世紀日欧会計史
第2章 江戸初期帳合法とルネッサンス
第3章 桂離宮大福帳と歴史の謎
第4章 江戸時代の会計と文化的側面
第5章 諸商家の帳合法とその系譜
第6章 『預置候金銀請払帳』と南光坊天海・明智光秀同一説
第7章 日本会計史の謎と六角星形
第8章 会計学研究と天海・光秀同一説―小鹿野の十三仏画像と善光寺・戸隠山の歴史
第9章 秩父・川越の歴史と古九谷・写楽の謎
第10章 「天海・光秀同一説」その後の展開