- 人身御供論
-
通過儀礼としての殺人
角川文庫 12536
- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2002年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784044191115
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
通過儀礼としての殺人
角川文庫 12536
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
[BOOKデータベースより]
村を救った猿神のもとへ輿入れした少女が、夫を殺害して村に戻ってくるという昔話「猿聟入」。そこで語られた供犠と異類殺害の物語は、その後のマンガ、小説、映画などにも繰り返し現れてくる。過去の民話と現代のサブカルチャーを通庭するものは何か。そして、その背後にひそむ通過儀礼の真の意味とは?「遠野物語」「赤ずきんちゃん」から「タッチ」「ホットロード」「めぞん一刻」まで、「民俗学者」大塚英志が縦横無尽に分析した、渾身の物語論。
通過儀礼という主題
[日販商品データベースより]異類殺害と通過儀礼―「猿聟入」を読む
最初の求婚者の死―『ホットロード』『タッチ』『めぞん一刻』を読む
誰がトーマを殺したか―『トーマの心臓』を読む
供犠と“子殺し”―「瓜子姫」を読む
消費社会の“赤ずきんちゃん”―グリム版「赤ずきんちゃん」を読む
神隠し考―『ピクニック at ハンギングロック』と『遠野物語』を読む
「鉄腕アトム」の首―『アトム大使』と『わたしは真悟』を読む
供犠志願者の動機―『フィツカラルド』を読む
自己犠牲という禁忌―「身がわり山羊の反撃」を読む
“外部”はどこにあるのか
通過儀礼の不可能性をめぐって
ビルドゥングス・ロマンと「移行対象」殺害
“癒し”としてのクマ 移行対象論
「赤ずきんちゃん」「遠野物語」から「鉄腕アトム」「タッチ」「めぞん一刻」まで、ビルドゥングス・ロマンにおける成熟のための通過儀礼にあらわれる「殺人」を解読し、その継承の道筋を明らかにした衝撃の書!!