- クルド人もうひとつの中東問題
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- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2002年07月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087201499
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[BOOKデータベースより]
祖国なき最大の民といわれるクルド人。居住地域はクルディスタンと呼ばれ、おもにトルコ、イラン、イラクにまたがり、面積はフランス一国にも匹敵する。さらにその人口は二五〇〇万人とも推定され、パレスチナ人約八〇〇万を大きくしのぐ。クルドの名は、古代シュメールにまで遡り、かのイスラムの英雄サラディンもクルド人であった。十九世紀末以降、自治、独立を求める戦いを激しく繰り返すが、常に居住国の中央政府、西欧列強、近隣諸国の利害に翻弄されつづけ、分断されてきた。九一年の湾岸戦争後、クルドはようやく日本でも報道されるようになるが、問題の大きさに比べて、その認識はまだまだ低い。本書は、パレスチナとならぶ中東地域における大きな火種のひとつ、クルド問題に光をあてるものである。
クルドの地を訪れて
[日販商品データベースより]トルコ、オジャランの武装闘争
イラクの「クルド地域政府」
クルド人とは
クルド前史
第一次大戦が終わって
新生トルコとパーレビ王朝
バルザニ兄弟の抵抗―イラク
幻のマハーバード共和国―イラン
ホメイニ革命とクルド―イラン
バルザニとタラバニの反目と抗争
イラ・イラ戦争はじまる
PKK、トルコ政府と対決
トルコでの弾圧
国際関係のはざまで
“祖国”建設への展望
パレスチナと並ぶ中東の大きな火種クルド。その人口は2500万人と推定される。本書は自立、独立を求める戦いを繰り返し、近隣諸国の利害に翻弄され続け、分断されてきたクルド問題に光をあてる。