欧州統合の地平

拡大・深化・最終形態

日本評論社
藤原豊司　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2002年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784535552937

内容情報

[BOOKデータベースより]

通貨統合を成功させ、統合の新段階に達したＥＵ。しかし、地理的な拡大と各国制度の調整は、ＥＵにあらたな試練を突きつけようとしている。ＥＵが模索を始めた、統合の「最終形態」とは何か。

影響力増す欧州
統合と国益の相克―欧州統合５０年の歩み
「連邦政府構想」の波紋―統合を主導するドイツ
「最終形態」をめぐる確執―フランス「民族国家の連邦」構想
ＥＵの拡大と「機能不全」―ニース条約と機構改革
中・東欧加盟への楽観と警戒―迫る「第５次拡大」
ＥＵ憲法の先駆となるか―基本権憲章採択
「欧州独自の軍隊」かＮＡＴＯか―緊急対応部隊創設へ
「茨の道」歩むプローディ執行部―欧州委員会の行方
狂牛病・口蹄疫の教訓―曲がり角の共通農業政策
難航する統合の象徴―揺れる単一通貨ユーロ
民主主義の赤字―デンマークのユーロ拒否
ブレア政権のためらい―通貨統合と英国
市場統合への最後の難関―税制調和の可能性
世界最大の合併を阻止した力―国境を越える競争政策

[日販商品データベースより]

通貨統合を成功させ、統合の新段階に達したＥＵだが、今後の地理的拡大と各国制度の調整という、新たな試練を突きつけられている。ＥＵが模索する統合の「最終形態」とは何かを考察する。