ドイツ精神病理学の戦後史

強制収容所体験と戦後補償

現代書館
小俣和一郎　

• 価格: 2,530円（本体2,300円＋税）
• 発行年月: 2002年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784768468197

内容情報

[BOOKデータベースより]

戦後も消え去ることのない「人間性の究極的破壊」に通じるホロコースト体験と後遺症を、精神病理学はいかにとらえ、戦後補償はどうこたえたのか。精神医学の戦後史を批判的に再検証する。

第１章　総説（精神医学におけるトラウマ概念の変遷；「強制収容所症候群」；戦後ドイツにおける裁判と補償の流れをめぐって）
第２章　強制収容所後遺症の精神医学的鑑定（論文の翻訳）（クルト・コレ「精神医学からみたナチ迫害の犠牲者」；エドガー・Ｃ・トラウトマン「解放一五年後のナチ強制収容所生き残りに関する精神医学的調査」；ハインツ・ヘンゼラー「迫害による後遺障害の判定に関する今日の見解」）
第３章　解説・解題（三論文の基調の流れと変化；今日のＰＴＳＤ概念とのかかわり；ＰＴＳＤ概念の課題と今後の問題）

[日販商品データベースより]

戦後も消え去ることのない「人間性の極限的破壊」に通じるホロコースト体験と後遺症を、精神病理学はいかにとらえ、戦後保障はどうこたえたのか。精神医学の戦後史を批判的に再検証する。