「恋」の世紀

男と女のタブーの変遷
Ｈｉｓｔｏｉｒｅ　ｄｕ　ｆｌｉｒｔ．

原書房
ファビエンヌ・カスタ・ローザ　吉田春美　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2002年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784562034727

内容情報

[BOOKデータベースより]

恋心はまなざしに秘めしぐさで愛を弄んだ。恋人同士がセックスするのがあたりまえになる前の時代、誘惑と戯れの駆け引き「フラート」に男と女は身を焦がした。ベルエポックから性解放まで、貞操観の変遷を通して見た恋愛の情景。

第１部　一八七〇〜一九一四年、うぶな娘から半処女まで（フラートは無邪気なゲームか？；社交界のフラート、「淑女の過ち」；世紀末の苦悩）
第２部　一九一四〜一九四五、ギャルソンヌのしるしのもとで（第一次世界大戦、一つの世界の終わり；一九二〇年代、「すべてか無か」から「より多くか少なくか」へ；一九三〇年代、感傷的な気分；第二次世界大戦、新しい道徳の秩序）
第３部　一九四四〜一九六八年「解放された」カップル概説（一九四五年〜一九五〇年肉体の解放？；アメリカの鏡、フラートの新たな不健全さ；一九五〇〜一九六五年、切れかけたロープ）

[日販商品データベースより]

恋人同士がセックスするのが当たり前になる前の時代、誘惑と戯れの駆け引き「フラート」に男と女は身を焦がした。ベルエポックから性解放まで、近代西欧における貞操観の変遷を通して見た恋愛の情景。