- アジア・サッカー戦記
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フランスW杯への長き道
文春文庫 こ24ー4
- 価格
- 607円(本体552円+税)
- 発行年月
- 2001年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167645045

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「スポーツに関連するオススメ本」レビューコメント
今年は、オリンピックイヤー。ロンドン五輪がいよいよ開幕する。現在では、五輪もW杯も本大会に出場して勝ち進むことが当然と思われてしまっているサッカー日本代表であるが、予選突破が果てしない目標であった時代があった。1998年フランスW杯に、日本代表は、いわゆる「ジョホールバルの歓喜」で、初めて予選突破に成功する。しかし、それを逃してしまうと次大会は日韓大会で初出場が自国開催枠という国際サッカー界において極めて屈辱的な状況が生まれてしまうため、フランス大会出場は途方もないプレッシャーの掛かった至上命題であったのだ。そんな緊迫した舞台裏、一時は地獄に突き落とされ、それを乗り越えるチーム、中東、中央アジア、隣国韓国とアジア最終予選の果てしない道のりを国際感覚豊かに記述した「アジア・サッカー戦記」後藤健生著を日本代表ファンなら一読をお勧めしたい。
[BOOKデータベースより]
2002年W杯、開催国の日本は予選を免除された。しかし’98年フランス大会のアジア地区最終予選で、日本はこの競技の厳しさのすべてを味わいつくした。灼熱、錯乱、更迭、転機、光明、死闘、その果ての歓喜…史上最大規模で盛り上がったアジア予選の戦いを、世界基準の眼力をもつサッカー批評家が15都市の現場から完全報告する。
ビシュケクの夜
疑問符だらけの大勝―日本対ウズベキスタン(東京)
リヤドの灼熱、アブダビの焦熱―UAE対日本(アブダビ)
車範根のギャンブル、加茂周の乱心―日本対韓国(東京)
「ロスタイムの悪夢」ふたたび―カザフスタン対日本(アルマトイ)
遠ざかるフランス、タシケントの転機―ウズベキスタン対日本(タシケント)
苛立ちの東京―日本対UAE(東京)
ソウルに響く「君が代」―韓国対日本(ソウル)
見えてきた光明―日本対カザフスタン(東京)
死闘の果て―日本対イラン(ジョホールバル)〔ほか〕