- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 受精
-
- 価格
- 943円(本体857円+税)
- 発行年月
- 2001年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043589012
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ご褒美にはボンボンショコラ
-
価格:840円(本体764円+税)
【2024年02月発売】
- サロメの断頭台
-
価格:2,310円(本体2,100円+税)
【2024年03月発売】
- 水族館メモリーズ
-
価格:803円(本体730円+税)
【2023年08月発売】
- 洲崎パラダイス
-
価格:946円(本体860円+税)
【2023年07月発売】
- 私はだんだん氷になった
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2022年10月発売】
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
- 寅吉
-
医療SFミステリー
同著者の「聖灰の暗号」を読んでファンになり、既刊を遡って読んでいます。
驚くのは、1作ごとにまったく作風が違うということ。しかもどれもそれぞれ違った意味で魅力的です。
舞台も現代日本、ヨーロッパ、古代日本などなど、毎回まったく違うので、この著者の引き出しの多さには毎回驚嘆させられます。
「聖灰の暗号」は「ダヴィンチ・コード」ばりの歴史謀略ものでしたが、こちらは医療SFミステリーとでもジャンル分けされるでしょうか?
婚約者を不慮の事故で失った女性が、ふと立ち寄った思い出の寺の草庵で出会った僧侶に、「亡くなった人の子どもを身ごもることができる」と言われ、誘われるままにその話に乗り・・・
正直、主人公がふらふらとその話に乗ってしまったときには、「いやナイでしょ! 怪しすぎるって!」と心中総ツッコミ状態でしたが、婚約者を急に失ってしまったばかりの混乱状態ではまあありえなくもないか、と無理矢理納得し、読み進めるうちに新たに浮かび上がる疑惑と、明らかにされていく謎との展開に、最後まで止まることなく読みきってしまいました。
流石です。
☆マイナス2は、やはり冒頭の怪しすぎる話の部分に。
それ以外の展開については、文句なしです。
[BOOKデータベースより]
恋人を交通事故で失って以来、北園舞子には、見るもの触れるものすべてが無意味に感じられた。悲しみは赤く焼けた炭火のようにいつまでも残った。舞子はかつて2人で訪れた蛾眉山に登り、そこで出会った外国人の老僧から、「恋人は生きている、彼の子供を生みたくないか」ともちかけられる。その言葉は、“生ける屍”同然となった舞子にとって、天恵以外の何物でもなかった。舞子は老僧に導かれ、ブラジルの港町サルヴァドールへと旅立つ。死んだ恋人の子供を身ごもるために…。押し寄せる感動。衝撃のラスト!比類なき愛と生命の物語。
[日販商品データベースより]不慮の事故で恋人は逝ってしまった。失意の底で舞子が見出した一筋の光明。それは、あの人の子供を宿すことだった。すべてを捨て舞子はブラジルの港町、サルヴァドールへと旅立つ。比類なき愛と生命の物語。