- 君主論
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中公クラシックス W2
Il principe.- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2001年04月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784121600028
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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紺碧の空
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西洋思想の萌芽、、、なのか?
君主論で一番有名なくだりは「狐とライオン」のくだりでしょうが、本書の本当の根底にあるのは「民衆」と「国家」が安泰であることが非常に強く希求されている、ということでしょう。そのために必要な資質、や国家運営の知識を本書は歴史の実例をもとに説いています。”重要なのは君主が狡猾である必要がある”、とか”愛されるよりも恐れられることが必要だ”、ということではなく、「民衆」、「国家」が安泰である、ということです。
本来であればこの「君主論」と「孫子」や「韓非子」を読み比べて東西の違いを垣間見てみたいものですが手元に適切な資料もないし、自分の知識も十分でないのでそれは未来にとっておきたいと思いますが軽く語りたいと思います。
読書中に手元の韓非子を見ましたが、韓非子のほうが内容が濃い気がしました。
しかし、韓非子が逐一具体的な事例について論説を加えているのに対して、マキアヴェリは問題はざっくりと幾つかに分けて論説を加えています。これが、中国法と西洋法の大きな違いになったのではないかと思います。
中国刑法は、細かい事例をすべて想定し、起こった事象をすべてそれに当てはめていきます。たとえば殺人でも、シチュエーションや被害者と容疑者の関係などなど事細かに罪状が決められています。一方、西洋では殺人は「殺人罪」とか「過失致死」とか比較的ざっくりと法定され、社会的通念に照らして判例などで判決を下します。こういった違いの萌芽が「君主論」と「韓非子」の間には見られるのではないかと思います。
[BOOKデータベースより]
道徳の仮面を剥ぎ、政治独自の運動法則を鋭く見抜く不朽の書。
君主国にはどんな種類があり、その国々はどのような手段で征服されたか
[日販商品データベースより]世襲の君主国
混成型の君主国
アレクサンドロス大王が征服したダレイオス王国は、大王の死後も、後継者への謀反が起きなかった。その理由はどこにあるのか
都市、あるいは国を治めるにあたって、征服以前に、民衆が自治のもとで暮らしてきたばあい、どうすればよいか
自分の武力や力量によって、手に入れた新君主国について
他人の武力や運によって、手に入れた新君主国について
悪らつな行為によって、君主の地位をつかんだ人々
市民型の君主国
さまざまの君主国の戦力を、どのように推しはかるか〔ほか〕
マキアヴェリはフィレンツェ共和国の軍事・外交担当官だったが、共和国がメディチ家に打倒されると職を追われ郊外に隠棲。道徳の仮面を剥ぎ、政治独自の運動法則を鋭く見抜く不朽の書「君主論」を不遇の時期に執筆。