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[BOOKデータベースより]
イエス磔刑から千年、ローマ教会は蔓延する宗教腐敗を一掃して終末に備えるべく改革に着手する。レオ九世時代に本格化したこの改革は、万人の救済に向けた秘蹟の力をローマに向けて一元化しようとするものであった。本書はこの改革過程で起こった、秘蹟をめぐる論争を“記憶と時間”をめぐる神学・政治闘争として読みとき、そこからグレゴリウス改革の真相をさぐる斬新な思想史の試みである。
緒論 西欧中世的な秩序の硬直化と宗教・政治腐敗
[日販商品データベースより]第1章 ベレンガリウスの聖体説と時間イデオロギー
第2章 ペトルスによる弁証論理の批判と常識の擁護
第3章 ランフランクスの駁論と教権支配の論理構造
結語 聖俗の二元的な収奪と今日におけるその残光
付論 ペトルス全能論の諸解釈に向けた批判的検討
イエス磔刑から千年、ローマ教会は聖職者人事から世俗権力を締め出し、万人の救済に向けた秘蹟の力をローマに一元化しようとする。11世紀の聖餐の秘蹟論争を、〈記憶と時間〉を巡る神学・政治闘争として読み解く。