- マルクス再生産論研究
-
均衡論批判
大阪経済大学研究叢書 第39冊
- 価格
- 7,150円(本体6,500円+税)
- 発行年月
- 2001年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784272111015
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[BOOKデータベースより]
本書においては、単純再生産論においては第二稿とは異なる第八稿の理論的意義を闡明することに努め、拡大再生産論においては、従来の諸家が一様に誤解してきたマルクス拡大再生産論の内容を闡明することに努めた。本書を構成する論考は、第一章に収めたものを別にすれば、皆諸家にたいする批判からなっている。しかし、批判のための批判を目的としたものではなく、マルクス経済学の諸潮流を代表する諸家において、再生産論がいかに誤って理解されてきたかを具体的に明らかにするとともに、そうした誤った解釈に積極的に筆者の解釈を対置させたつもりであり、こうした批判を通じて、戦後の再生産論研究を筆者なりに総括するためであったのである。
序章 マルクス経済学体系は均衡論体系か?―松尾匡著『セイ法則体系』を読む
[日販商品データベースより]第1章 マルクス再生産論とエンゲルスおよびレーニン
第2章 資本循環論と再生産論―平田清明氏の再生産論に関説して
第3章 戦後再生産論研究の源流―山田盛太郎『再生産過程表式分析序論』について
第4章 『資本論』第二部第八稿の単純再生産論―井村喜代子氏の所説に関説して
第5章 マルクス拡大再生産論の理論構造―富塚良三氏の解説=解釈をめぐって
第6章 均衡蓄積軌道論の虚構性
第7章 マルクス再生産論の誤解
第8章 再生産論と恐慌論―高木幸二郎氏の再生産・恐慌論に関説して
エンゲルスによって編集された、現行版『資本論』に基づく再生産論研究の均衡論的理解の誤りを、マルクスの準備草稿の詳細な研究に基づき解明。新たな論点を提示。