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[BOOKデータベースより]
本書は、経済国際化、いわゆるグローバリゼーションのなかで進展する食料・農業経済の国際化を、世界の農産物貿易と多国籍企業の新たな展開に焦点を据えて解明し、あわせて多国籍化したアグリビジネスによる開発途上国への海外直接投資が、開発途上国においていかなる国際開発をもたらしているかを、南米とアジアの2地域の比較研究によって解明したものである。多国籍企業論の現代的潮流である内部化理論やOLI理論を検討しながら、資本・企業における所有の優位性と、国家における資源賦存の優位性とを有機的に結合し、世界市場の内部化の優位性として実現されていく具体的道筋を、アグリビジネスと地域開発政策の実際の姿に即して究明し、資本・国家・市場の3者の相互関係の観点から、国際開発の論理と類型とを解明した。
アグリビジネスの国際開発への招待―開発途上国からの農産品の世界市場へのインパクト
第1部 多国籍アグリビジネスと農産物貿易(国際フードシステムの多国籍企業―理論と適用;農産物貿易と多国籍企業―ガット・ウルグアイ・ラウンドと世界貿易機構(WTO)の成立;農産物貿易を担う多国籍企業と国家)
第2部 南米のアグリビジネスと資源開発(ブラジルの果汁貿易と多国籍企業;チリにおける多国籍企業と農村開発;パラグアイにおける農業構造の二重性と農村開発)
第3部 アジアのアグリビジネスと資源開発(フィリピンのバナナ貿易と多国籍企業;タイの多国籍アグリビジネスと持続的開発;タイのエビ養殖協同組合とマングローブ林保全;中国への日本海外投資と生態系農業開発)