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- 中世禅宗史の研究
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- 価格
- 7,040円(本体6,400円+税)
- 発行年月
- 1970年08月
- 判型
- A6
- ISBN
- 9784130200240
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[BOOKデータベースより]
本書の第一章では、鎌倉禅の始祖といわれる栄西や道元が、その母胎である天台教団からどのようにして独立していったかという、旧教団からの脱皮の過程と新しい教団の性格及びその限界などについて考え、さらに、これら禅を中心とした新仏教が展開していく過程において、修行生活の根幹をなす清規などがどのように摂取され、中世禅林成立のうえでいかなる役割を果し、中世禅林を媒介として武家社会にどのような影響を及ぼしたかという点にも触れた。ついで、第二章・第三章においては、鎌倉時代から室町時代にいたる禅宗の発展過程のなかで、官僚的色彩のつよい宋朝禅の影響をうけた中世禅林の諸機構がどのようにして確立されていったか、そして、その間における中世禅林と武家社会との政治的・経済的関係、さらには、中世禅林の果した役割などについても考察した。
第1章 鎌倉仏教と禅宗の独立(栄西の新仏教活動―禅と天台教団との関係;道元教団の成立とその北越入山;清規の伝来と流布)
第2章 中世禅林機構の成立と展開(安国寺・利生塔の設立;中世禅林の官寺機構―五山・十刹・諸山の展開;禅律方と鹿苑僧録;中世禅林における住持制度の諸問題 ほか)
第3章 中世禅林と武家社会(足利直義の等持寺創設;斯波義将の禅林に対する態度―とくに春屋妙葩との関係について;足利義満の相国寺創建;曹洞宗宏智派の発展と朝倉氏 ほか)