この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 日本の哲学をよむ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
- 九鬼周造
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2020年08月発売】
- 再考三木清
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2019年07月発売】
- 震災後の日本で戦争を引きうける
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2017年02月発売】
- 中国の音楽思想
-
価格:13,200円(本体12,000円+税)
【2018年09月発売】
[BOOKデータベースより]
はたして、日本に独創的な哲学など存在したのであろうか。明治以降、西洋思想の輸入に明け暮れていた日本。しかし世界恐慌を機に、模範としていた西洋近代の諸理念が崩れていった一九三〇年代、日本でも初めて独自の哲学が生み出されていく。それは、いかなる形而上学原理をも前提としない「無」の哲学であった。そこには、すべての価値観が色あせた時代にあっても、なお「生きた力」となりうるものが潜んでいるのではなかろうか。西田幾多郎・和辻哲郎・九鬼周造・三木清ら、日本の哲学山脈を形づくった四人の思想をわかりやすく解説し、現代を生きぬく知恵を探る。
第1章 西田幾多郎―「無」の哲学の創成(最も確実な知識を求めて;創造的自己としての「自覚」;意識の根底にある「無の場所」 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 和辻哲郎―「間柄」の底にある「空」の運動(美と倫理の間;人間存在と「空」;否定の運動 ほか)
第3章 九鬼周造―「無」としての「偶然性」(出会いと別れ;「いき」の倫理学;「偶然性」への問い ほか)
第4章 三木清―「虚無」からの形成(「中間者」としての人間;「闇」としての「基礎経験」;歴史を作りだすもの ほか)
日本に独創的な哲学はあるのか。「無」の哲学を生み出した西田幾多郎、和辻哲郎、九鬼周造、三木清を読み解き、現代を生きる知恵を探る。