カトリック司教がみた日本社会の痛み

家庭・学校・政治・宗教

女子パウロ会
森一弘　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2000年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784789605236

内容情報

[BOOKデータベースより]

バブル経済崩壊以降、日本社会は、経済の発展を最優先して走ってきたゆがみを一挙に噴き出してしまっているかのような印象を与えます。学級崩壊ということばも使われるようになりましたが、その崩壊は、教育の現場だけではなく、家庭にも、職場にも、同じように及んでしまっているように思えます。

第１章　時の動きを読む（人の心に出会わず、人間に出会わなかった人生―高村薫著『レディ・ジョーカー』より；うっ積した怒り；人が怖い、人に心を閉ざす　ほか）
第２章　オウム真理教事件からの教訓（何の不満があって「出家」を；自由へのあこがれ―『かもめのジョナサン』とオウム真理教に賭けた人々；この世はなんて汚いんだろう　ほか）
第３章　対談　辺見庸氏／森一弘司教（平和とモラルの基盤は取りもどせるか―「一九九九年問題」）