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[BOOKデータベースより]
1 アトリエに置かれた絵画―時代を追って画家のアトリエをのぞいてみよう
[日販商品データベースより]2 たくさん並べられた絵画―絵の集まるところは人の集まるところでもある
3 説明を加えるための絵画―テーマをより深く伝えるため情報を付け加えた
4 自画像の中の絵画―輝かしい自分を残すか、苦悩する自分を残すか
5 オマージュとしての絵画―絵画の歴史はオマージュの歴史でもある
6 構成の要素となった絵画―画中画は意味的利用の他にもいろいろ使われる
7 状況設定のための絵画―ここはどこ?この人は誰?そしていつ?
8 引用される絵画―とりあえず芸術的リサイクルといっておきます
9 現代表現の中の絵画―オリジナルの意味は薄れ、絵画は立体的になり、この先は…
知識や情報だけでは美術館もたいくつ。
美術鑑賞をもっと楽しくするには、絵の見かたを知ることです。
初心者にもわかりやすい画中画(がちゅうが)から入門してみませんか。
【絵画の中に描かれた絵、画家の想いを伝える鍵】
絵の中に描かれた絵を「画中画」と言います。
それは壁にかかっていたから偶然描き込まれたのではなく、画家からのメッセージなのです。
そのメッセージとは、本棚に置いてある写真のように家族や恋人の姿なら話は簡単ですが、
意思表明やなぞの暗号や、自作の自慢やらさまざまです。
「画中画」に注目して作品を見ると同じ絵画に別のストーリーが生まれるかもしれません。
【くり返される絵画、利用される絵画】
オマージュ、リメイク、リスペクト、パクリ…これらは、すでにあるイメージを再利用して新しい作品を作る手法。
実は美術史の中でいつも起こってきたことです。
新たな芸術を生む素材のひとつに過去の名画があり、そこに新たな意味を探す画家たち。
オリジナルと見比べながら時代を反映して変化する絵画表現を追っていきます。
それは美術に限らず、私たちを取り巻く日常の問題や生き方、感じ方の変化を浮き彫りにすることにもなります。