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- ミトコンドリアはどこからきたか
-
生命40億年を遡る
NHKブックス 887
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2000年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140018873
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[BOOKデータベースより]
私たちの細胞の中で身体をつくり、エネルギーを生み出すミトコンドリアは、真核生物と別の生物が助け合う、共生によって生まれたものとされてきた。しかし、近年の研究成果によって、宿主真核生物が遺伝子の90%を奪い取り、強いものが弱いものを支配するという“収奪的共生”によって誕生したことがわかった。分裂を制御する“リング”の発見、二次・三次共生における細胞内小器官の消失、母性遺伝など、数々の証拠からミトコンドリアの誕生と謎について大胆に推理・論証してゆく。生命は誕生以来、巧妙な細胞分裂や、進化を生み出す性の仕組みをつくりあげ、ミトコンドリア、葉緑体を得て、地球を覆う多様な生命の諸相を出現させたのである。闘う生物学者の半生をかけて、生命誌はいま書き換えられる。
第1章 分子から生命へ
[日販商品データベースより]第2章 ミトコンドリアの祖先の誕生
第3章 宿主真核生物は何か
第4章 原生生物細胞へ入り込んだエネルギー発電所
第5章 植物のミトコンドリアからの手紙
第6章 菌類へ侵入したミトコンドリア
第7章 ミトコンドリアで辿る動物細胞の進化
ヒトへの道は“収奪的共生”から始まった。我々の体を造り、運動エネルギーを作る細胞内小器官は、20億年前に共生した別の細胞だった。