- 問題解決のためのCプログラミング
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- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2000年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784339044577
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【2007年01月発売】

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鳥で言うと




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機械系に特化されているCプログラミング初中級レベルの教科書
機械系の大学学部生や高専本科生が最低限学生時代に習得すべきC言語あるいはプログラミングの素養としてはよくまとまっていると思います。
ただ、例えば情報処理だとかの科目名で高専や大学学部でプログラミング基礎科目が開講されるのは低学年次であることが多いと思われ、その段階では本書の例題や演習で出てくる機械系の力学や運動学などの機械工学の問題をまだ当該専門科目で習っていないことが多かろうと思われるので、そのような場合は律儀にテキストの順序に従うのではなく順序を入れ替えたり、担当教員が適宜補足したり、あるいは本書の前に初歩中の初歩のプログラミング(例えば「明快入門 C スーパービギナー編 (林晴比古実用マスターシリーズ) 」( 林 晴比古 著、SBクリエイティブ)の内容)をまずは習得してもらうのも選択肢かもしれません。
とはいえ、機械系専攻でも研究室・研究分野によっては情報系専攻並みに高度で大規模で複雑なプログラムを組む場面がザラにあるらしい、ということでは、そのような研究室に入ったら、情報系学科のカリキュラムに従うようなより体系的なプログラミングの技法、例えばアルゴリズムとデータ構造などを学んでいく必要に迫られることにはなろうかと思いますが、本書レベルがちゃんと習得できていればそんなに苦労はしないかと。
あと余談的なものとしては、序章のコンピュータの基礎・仕組みに関する章が(今となっては情報が結構古くなってはいるものの、それはそれで今ではコンピュータの近代史として)よく出来ており、特にコンピュータ(計算機)の歴史については、当時にしてはずいぶん女性が進歩に貢献していたことを初めて知れたりして臨場感があって面白かったので、工学や学問としては建築土木工学に匹敵する歴史を持つ機械工学を学んだり用いている機械屋としては知っておいて損はないでしょう。























[BOOKデータベースより]
本書では、初めにコンピュータシステムの歴史、ハードウェアとソフトウェアなどを概説。つぎにC言語でプログラムを作成するための基本的な文法と、構造化プログラミングの手法を簡単な例題で説明している。さらに実際的な問題をコンピュータで解くときの、さまざまなアルゴリズムと実際的なデータ処理の手法を示した。また配列を用いた行列などの計算法、汎用的な関数やリカーシブ関数の定義と引用方法、グラフィックスの基本から応用などをC言語の文法を交えて示す。そして、これらのC言語の文法とアルゴリズムなどの知識をもとに、工学分野の問題をコンピュータで解くときに頻繁に利用されるニュートン法などによる代数方程式の解法、ガウスの消去法による連立方程式の解法、シンプソンの公式による数値積分、ルンゲ・クッタ法による微分方程式の解法などを体系的に示した。
1 コンピュータ概論
2 プログラミングの基本
3 アルゴリズムと統計処理
4 行列と連立方程式
5 関数の応用と再帰的な処理
6 グラフィックス
7 数値計算法入門