- いちばんちいさいトナカイ
-
児童図書館・絵本の部屋
The little reindeer.- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 1999年11月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784566006683
[BOOKデータベースより]
クリスマスの夜、雪の空からちいさいトナカイがおちてきた…少年とトナカイの夢あふれるクリスマス・ストーリー。
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もう6年くらい前のクリスマスに図書館で出会った本です。
はじめに目をひいたのはフォアマンのブルーの色使いでした。「きれいな絵本」という印象で「ねこがみたきせき」と「いちばんちいさいトナカイ」を借りて2週間見続けました。そして、毎年クリスマスがくると必ずひらいてしまうのが「いちばんちいさいトナカイ」なんです。
この本と出会った頃、息子は反抗期にさしかかっていました。成長の証とはいえ、母としては時に寂しさや腹立たしさを味わっていました。そんなクリスマスに、この本が私に与えられたのです。
ある年のクリスマス・・・少年のもとにちいさなトナカイがやってきました。少年はそのトナカイを真心を込めて世話をし、トナカイも少年と心を通わせ信頼を築いていきますが、成長したトナカイは遠くを見つめるようになります。自分を必要としている場所へ帰りたいのです。少年にはトナカイの気持ちがよくわかりました。そして、人々が贈り物を交し合うクリスマス、少年はトナカイの願いをかなえてあげます。
けれども「愛と友情」に支えられた少年とトナカイの別れは、新たな「希望」につながる別れとなりました。その次の年のクリスマス、雪の中をサンタを乗せたそりを引いてくるであろう友達のために、ピーナッツバターを用意して待っている少年の姿でお話は締めくくられます。
この本は「手離す愛」という愛を私に教えてくれました。愛する者は
天から授かったのではなく、預かったのだと教え、戒め、諭してくれます。息子は18歳になりました・・・私は今年もきっと、この本を開くでしょう。(ふぇるとさん 40代・広島県 男の子18歳)
【情報提供・絵本ナビ】