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[BOOKデータベースより]
国際化、低年齢化、カルト化する犯罪。市民との信頼関係を揺るがす警察官の相次ぐ不祥事件。世界に誇る日本の「安全神話」は終わったのか。本書は、「あさま山荘」事件など数々の重大事件の陣頭指揮にあたり、内閣安全保障室長などを歴任した「危機管理」の第一人者が、戦後半世紀の日本警察の歩みを自らの体験と重ね合わせて総括する。時代の大きな流れに、いかに対応していくか。明治以来培われた「民を護る武官」の精神をいかに継承していくか。国松孝次前警察庁長官との対論も収録した、必読の書。
第1章 「安全神話」を築いた日本警察の歴史
第2章 犯罪の多様化と警察の課題
第3章 科学捜査の先進国
第4章 交通事故死一万人の悲劇
第5章 暴力団から市民社会を守る
第6章 二十一世紀の「護民官」―国松孝次VS佐々淳行