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[BOOKデータベースより]
20世紀は科学的な思考が一般化した時代であった。その結果として、因果律にもとづいて合理的に物事を考える発想が普及して、自然界の法則性をあきらかにし、環境を操作して人間の役に立たせるという方向性が強まった。その結果は、開発という名の自然破壊であった。国連の機関から民間の市民団体にいたるまで、多くの人びとが真剣な実践を迫られている地球環境問題は、あまりに複雑に多くの要因が絡みあうために、単純な論理では解決がつかない。むしろ、もとめられているのは、開発に一定の歯止めをかける非因果論的な説明である。こうした時代に、あらたに構築する思想の核を形成するものとして、浮かび上がってきたのは意外にも宗教であった。
第1部 環境の哲学(感応する大地―風水;物語世界と自然環境―西アフリカの漁民集団ボゾ;環境観と神観念)
第2部 聖地の現在(豊饒の死者―南インドの荒森;儀礼がつくる環境世界―バリ島の伝統慣習と環境保全;祠と水と人―雲南省西双版納タイ族自治州、タイ・ルーのシンボリズムと「環境」観)
第3部 生業と世界観(生きている山、死んだ山―ペルーアンデスにおける山の神々と人間の互酬的関係;トナカイと生きる―環北極民族サーミ人の生業構造とアニミズム世界の復権)