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[BOOKデータベースより]
パリのシャンゼリゼの裏通りにあるホテルのロビーで、東京のホテルの一室で、東京や横浜の映画祭の会場で、パリの「カイエ・デュ・シネマ」の事務所やカフェで、著者は彼らに会った。話題は当然、映画のこと。映画の倫理とその未来について、彼らの話を聞いた。
ジャック・ドワイヨン―魔術的な瞬間を待ち望む
ヴィム・ヴェンダース―映画は二十世紀最後の豪華な産物なのです
エドワード・ヤン―必要なのは信念です
ティエリー・ジュス―映画にノスタルジックな詠嘆を込めている暇はない
ドミニック・パイーニ―映画は想像的機構になった
ニコラ・サーダ―僕はハリウッドの古典に敬意を払っている
蓮実重彦―映画はもう大衆娯楽ではない
オリヴィエ・アサイヤス―継続するショットの中に音楽性が生まれ、時間の中にエネルギーが生まれる
パスカル・ボニゼール―フィルムの中で強度に満ちた時間を生みたい
クレール・ドゥニ―人と人との友情は、ふたりが社会から追放されている場合の方がその絆が強いのです
大島渚―僕の存在はある意味で日本映画の枠組みよりも大きくなってしまった
北野武―湖みたいな海がいい