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[BOOKデータベースより]
国語学者・時枝誠記にとって植民地朝鮮とはいかなる場であったのか。その言語理論「言語過程説」から、どのような「国語政策」が導き出されたのか。「国」の名を冠した学問体系に絡め取られていった一国語学者の時代像を、当時の他の研究者の議論や朝鮮総督府の政策などとともに総合的に描き出し、「国語学」の構造を浮き彫りにする。
序章 「一国国語学」の閉鎖性
第1章 東京帝国大学国語研究室と京城帝国大学
第2章 時枝の言語観と言語政策への関心
第3章 「皇国臣民の誓詞」をめぐって
第4章 時枝誠記の言語政策関与の論理
第5章 朝鮮総督府の国語普及政策と時枝の国語普及方針
第6章 時枝誠記以外の「国語一元化」論
第7章 京城帝国大学在職の言語・文学系統研究者の異言語意識
終章 敗戦後との関わり―「一国国語学」をこえて