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[BOOKデータベースより]
文学はどのようにして「男の仕事」となったのか。日本近代文学の自立過程は、そのジェンダー化のプロセスでもあった。ホモソーシャルな読者共同体の成立にいたる転換を鮮やかに描き出すとともに、そこにおける漱石テクストの振る舞いを精緻に分析。
序章 隠喩としてのジェンダー
第1章 境界としての女性読者―『読まない読者』から『読めない読者』へ
第2章 「作家」という職業―女性読者の抽象的排除
第3章 書くことと読むことにおけるジェンダー
第4章 『虞美人草』―藤尾と悲恋
第5章 『三四郎』―美弥子と「謎」
第6章 『行人』―二郎と一郎
第7章 『こゝろ』的三角形の再生産
第8章 逆転した『こゝろ』的三角形
第9章 『こゝろ』―レトリックとしての「恋」
第10章 『明暗』―「嘘」の物語・三角形の変異体