内容情報
[BOOKデータベースより]
[BOOKデータベースより]
本書でとりあげた民話は、著者が長年かけて各地の「語りべ・語り手」から直接きいた昔話です。また、自らも幼稚園や学校の親子の集いで「読みきかせ・語りきかせ」をしてきた中で、心に残ったもの、楽しいものをおさめてあります。
うつくしい心とやさしい思いやりのこもったお話
欲ふかい人がそんをして正直な人がもうけるお話
日本のイソップのような動物や鳥たちのお話
不幸や災難に負けないでしあわせをつかんだお話
とんち者あわて者ぶしょう者がみんなをわらわせるお話
知恵をはたらかせていろいろな危険をきりぬけたお話
きつねとたぬきと人間が化かしたり化かされたりするお話
むかしから日本じゅうの人が知っている代表的なお話
どのお話も、絵本にしたら楽しいだろうと思わせる民話の集大成です。大川悦生さんが書いているので、作品がこなれています。それにしても同じお話でも、違話類話の多いこと。またどこか違う民話との類似も見つけたりして、400ページ近くの文章の中で、民話の迷路に入り込んだようにも思えました。
それぞれに簡単な解説がついていることがありがたく思いました。また、幾つかの区分に分けられた民話の最後に、民話に関するレクチャーが加えられていることで、より民話との親近感が増しました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】