- 分裂する現実
-
ヴァーチャル時代の思想
NHKブックス 809
- 価格
- 1,122円(本体1,020円+税)
- 発行年月
- 1997年10月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784140018095
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[BOOKデータベースより]
オウム真理教事件、神戸小学生連続殺人事件…リアルとヴァーチャルの混同の果てに生じたと言われる、これら今日のカタストロフィの背後では、現実から遊離した宗教的・呪術的な言葉が、自律的な価値をもって暴走していたことに著者は着目する。なぜ、言葉と現実の関係が転倒するのか?その転倒をめぐって、何らかの歴史的規則性は想定可能か?―さまざまな言語論の比較検討に加え、思想、文学、歴史、精神医学など、多様な「知」の集積を通し、現代社会の深層に切り込む意欲作。
序論 ヴァーチャル・リアリティの世紀末的展開
第1部 自律する言葉、分裂する現実(固有名の怪物化;現実的恣意性とは何か;虚構の果て)
第2部 ヴァーチャル時代の思想―今日のストイシズム(コペルニクス的再転回;言語の却火;大火(エクピュローシス))
おわりに 「現実の分裂」を超えて―ニュー・ストイシズム宣言