マルチメディア社会の著作権

Ｋｅｉｏ　ＵＰ選書　

慶應義塾大学出版会
苗村憲司　小宮山宏之　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 1997年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784766406528

内容情報

[BOOKデータベースより]

マルチメディアとインターネットが私達の社会生活に身近な存在として定着する一方、著作権をめぐっては、新たな問題が様々な形で生じている。こうした現状と、情報・通信分野での、さらなる発展が予想される将来の高度情報化社会を見据え、本書は、著作権の果たすべき役割を指摘し、その課題を明らかにする。さらに、著作権法の解釈原理の一試論として「アウトプット論」を提唱し、その具体的な事例としてソフトウェアのリバースエンジニアリング問題を取り上げ、検証を行う。最後に、紋谷暢男教授を迎え、著作権問題と新理論の可能性を議論する。

第１部　マルチメディア社会における知的財産権
第２部　アウトプット論―著作権法解釈の新たな試み
第３部　ソフトウェアのリバースエンジニアリングと著作権
第４部　著作権の課題―今後のマルチメディア社会に向けて

[日販商品データベースより]

今後の高度情報化社会を見据え、著作権の果たすべき役割と課題を指摘し、著作権法の新解釈「アウトプット論」の提唱と検討を行う。紋谷暢男氏を迎えた座談会を併録。著作権問題についての再考を促す一冊。