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- 富士日記 上巻 改版
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- 価格
- 1,026円(本体933円+税)
- 発行年月
- 1997年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122028418
[BOOKデータベースより]
夫武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間の一瞬一瞬の生を、澄明な眼と無垢の心で克明にとらえ天衣無縫の文体でうつし出す、思索的文学者と天性の芸術者とのめずらしい組み合せのユニークな日記。昭和52年度田村俊子賞受賞作。
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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【癒しの1冊】 山にこもってこんな暮らしがしたいです。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 今は他界してしまった友人に贈った本。内臓を悪くしてほぼ絶食のような入院生活を送っていた人だったが、そんな境遇にこんな食べ物が溢れたエッセイは酷だと思われるかもしれない。しかし本書は彼女の愛読書となり、一時期退院していたときに、武田泰淳と百合子のお墓がある知恩院へも一緒に行った。以前、小川洋子さんに「大人が泣ける本」という企画で取材したとき、推薦してくださったのも本書。愛犬が死んで武田夫妻が泣きながら埋葬したあとにおじやを食べたことが綴られた箇所では、愛するものが死んだあとにも、人間が日常生活を送れることの幸せと偉大さと図々しさ、そこに泣けるという。友人が病床で惹かれた理由がわかったような気がした。
- HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
あまりに有名な日記文学なので説明もはばかられるくらいですが、夫で作家の武田泰淳氏との富士山麓での別荘ぐらしの日々を綴った名著です。学生の頃に購入して、未だに定期的に読み返したくなる不朽の名著です。個人の記録として(家計簿がわりのメモとして綴られたものだとか)書かれたものが、これほど深い文学作品になりうるというのがすごいです。
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
何度も読み返してるけど飽きないし、読むたびに発見がある。無人島暮らしも楽しめそう。(nkjm/女性/40代)
今は他界してしまった友人に贈った本。内臓を悪くしてほぼ絶食のような入院生活を送っていた人だったが、そんな境遇にこんな食べ物が溢れたエッセイは酷だと思われるかもしれない。しかし本書は彼女の愛読書となり、一時期退院していたときに、武田泰淳と百合子のお墓がある知恩院へも一緒に行った。以前、小川洋子さんに「大人が泣ける本」という企画で取材したとき、推薦してくださったのも本書。愛犬が死んで武田夫妻が泣きながら埋葬したあとにおじやを食べたことが綴られた箇所では、愛するものが死んだあとにも、人間が日常生活を送れることの幸せと偉大さと図々しさ、そこに泣けるという。友人が病床で惹かれた理由がわかったような気がした。
稲子美砂/編集長 文庫ダ・ヴィンチ 編集長/ダ・ヴィンチ 副編集長
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/03/29
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】