- 英米文学にみる家族像
-
関係の幻想
Minerva英米文学ライブラリー 3
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 1997年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623027224
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[BOOKデータベースより]
文学作品において「家族」は、ギリシア悲劇の時代に始まり、近代の感情革命である小説の成立とともにクローズアップされ、やがてその崩壊が取り沙汰される現代においてまで永遠のテーマである。本書は、英・米文学作品において表現されている多様な形態の「家族」を取り上げて、検証・批評することにより家族像のイメージを拡げ、その原像を探る。多彩な「家族の肖像」を描きあげるとともに、常に切実な感情の舞台であり続ける「家族」の新たな問題も提示するのである。
「家族」の幻景―感情のドラマの余白に
「聖家族」像の変遷
ソローの家―第二の自然としての「住」
家族の神話―オルコットの『若草物語』を読み直す
『嵐が丘』の家族像―バルチュスの挿絵を手がかりに
「父」の出現―デフォー、オースティン、コンラッドの作品に現れる父親像
聖/性域における性/聖家族―「家族小説」としてのフォークナーの原典版『サンクチュアリ』
二つの家族の一家団欒―ジェイムズ・ジョイスの「死者たち」
家族の中の死―家族崩壊のメカニズム
反復‐解体‐再創造の場としての「家族」―T・S・エリオットの「家族」論〔ほか〕