[日販商品データベースより]
小さな花が可憐な花をせいいっぱい咲かせて、ちょうちょを待っています。ちょうちょは次々に飛んでくるのですが、もっと大きな目立つ花のほうに行ってしまいます。日が暮れると、せっかくの花が散ってしまいます。そこに、小さなちょうちょが飛んできて、小さな花にとまってくれました! あー、よかった! 蝶を待つ小さな花の不安と期待が繊細な絵と柔らかな言葉で描かれます。
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小さな花が可憐な花をせいいっぱい咲かせて、ちょうちょを待っています。ちょうちょは次々に飛んでくるのですが、もっと大きな目立つ花のほうに行ってしまいます。日が暮れると、せっかくの花が散ってしまいます。そこに、小さなちょうちょが飛んできて、小さな花にとまってくれました! あー、よかった! 蝶を待つ小さな花の不安と期待が繊細な絵と柔らかな言葉で描かれます。
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この絵本の作者甲斐信枝さんは
2023年11月30日に93歳で亡くなっていますが、
晩年NHKのテレビで自然と向き合う姿を紹介されて、
たくさんの賛辞を得た絵本作家です。
その時のドキュメンタリーのタイトルに「足元の小宇宙」とあったように
甲斐さんの視線はいつも足許をやさしくとらえています。
この絵本でもそうで、野の花に集まってくる幾種類もの蝶や
野の花の数々。
それらの名前をすべていえないのが残念で、
きっとまだまだ甲斐さんの絵本に教えられることがいっぱいあったのにと思うと、
やはり残念でなりません。
春になって、きれいに咲いたからちょうちょが飛んでこないかと待ちわびる野の花。
でも、ちょうちょはきまって違う花のところにいってしまいます。
そんな野の花のさびしさがとてもうまく描かれています。
だからこそ、最後にやっとちょうちょがとまってくれた喜びが
あふれんばかりです。
春。
足元で小さな命の営みが満ちているのを感じたいものです。
甲斐信枝さんのように。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】