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[BOOKデータベースより]
一九九六年三月一日および二日の両日、第一回アジア欧州首脳会議(ASEM)がタイの首都バンコクにおいて開催された。この会議では具体的な人権問題の討議は回避され、相互の実利優先の貿易促進など、経済主導の展開がみられるとの批判もあるが、経済協力とともに政治対話も重視しており、「政治、経済、社会等の分野で長期的なアジア欧州協力の原則及びメカニズムを明記したアジア欧州の枠組みを検討してゆく」ことの意義は大きい。本書は、こうした非植民地化の意味を中心に据え、国際法と国際社会の分析を行おうとしたものである。
序編 普遍的国際社会の成立(世界の一体化と欧州「文明」の清算)
第1編 戦後五十年の国家独立と承認(植民地からの独立と承認;太平洋・カリブ海の島嶼国の独立;社会主義連邦諸国の解体と国家承認)
第2編 承認論と国際社会(承認制度の今日的意義;国家承認学説の批判的検討;国家承認制度の再検討)
終編 普遍的国際社会の法への展望(国際社会の変容と国際法規範の重層性)