- ちいさな労働者
-
写真家ルイス・ハインの目がとらえた子どもたち
Kids at work.- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 1996年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784751517970
[BOOKデータベースより]
マニュエルは5歳。カンヅメ工場で働く。アンジェリカは3歳。1日に540個の造花をつくる。パトリックは9歳。炭坑で働き、事故で死んだ。過酷な労働をする子どもたちがいた。写真家ルイス・ハインが撮影した彼らの日常。この写真がアメリカの良心をゆさぶり「子どもの人権」について考えるきっかけを与えた。
第1章 カメラと勇気と
第2章 写真家への道
第3章 百聞は一見にしかず
第4章 工場で働く子どもたち
第5章 少年炭坑夫
第6章 街角と農場の子どもたち
第7章 アメリカを変えた男
第8章 炭坑、工場などで働く子どもたちによる『“非”独立宣言』
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1900年代初頭のアメリカでは、子どもたちが過酷な労働に身を捧げていることがまたありました。
子どもの人権に気づき始めた人たちの中には、写真家のルイス・ハインもいました。
この本の中では、ルイス・ハインの写真と共に彼の足跡について記されています。
過酷な労働の中にある子どもたちが写真に向けるまなざしにははっとするような美しさが垣間見られます。
「わたしはただ、美しい子どもたちを写しただけです」というハインの言葉にはハインが子どもたちに向けた優しいまなざしを感じました。
健康状態を悪くするような過酷な労働を強いられていた子どもたち、教育の場を与えられることがなかった子どもたち、読んでいて胸が痛くなるようなことが多かったのですが、子どもの人権を守るために活動をしていたハインの活動を知ることができたこと、知られざる歴史を知る機会ができたことは、読んでいてありがたい思いでした。
まだ世界のどこかでは、この時代のアメリカのように、労働者として働かされている子どもたちがいることも忘れてはいけないと思います。
千葉茂樹さん訳ということで手にとったのですが、千葉さん訳の本には社会派の伝記的な本が多く存在するんだなあということを思いました。(はなびやさん 40代・愛知県 男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】