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[BOOKデータベースより]
「サドの館」の床にひたと正座し、面相筆を駆使し、花の露めいた滲淡を加えて描きあげた微茫画。苦痛と快楽、生と死が交錯する瞬間を極限的なからみ合いのなかに描きだすあぶな絵。惑わしに充ち、倒錯に痙攣する性のいとなみを微茫滲淡の水墨で描く縛り絵。デカダンスが加わり、毒蛾が舞い、くちなわがうねり、夢幻の靄然が忍び寄るインモラルの美の極致。