- われらのゲーム
-
Hayakawa novels
Our game.- 価格
- 2,456円(本体2,233円+税)
- 発行年月
- 1996年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784152080080
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- スラムに水は流れない
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2024年04月発売】
- ある作家の夕刻
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2025年03月発売】
- 心は孤独な狩人
-
価格:1,155円(本体1,050円+税)
【2023年10月発売】
[BOOKデータベースより]
新時代を迎え、英国情報部をリストラされたティム・クランマーは、叔父から遺された屋敷に引退し、年若い愛人エマと優雅な日々を送っていた。同じく引退した元部下のラリーも近くの大学で教鞭をとっていた。ラリーはパブリック・スクール時代からの友人で、彼が二重スパイとして育て上げた男だった。ところが、クランマーの目の前で、エマとラリーは運命的な恋に落ちた。そして、クランマーの屋敷を警察が訪れた。ラリーが失跡し、その前に怪しげな外国人と接触していた、と告げ、クランマーとの関係を執拗に追及した。ラリーは、なんと元KGBコントローラーと組んで、ロシア政府から巨額の金を詐取したらしい。いったい何のために。クランマーには寝耳に水の話だったが、情報部も上司だった彼の関与を疑っていることがわかった。そしてエマも、ラリーとともに姿を消していた。愛人を奪われたうえ苦しい立場に立たされたクランマーは、自ら二人を追い、真相を探りだそうとする。官憲の手を逃れ、パリへ、モスクワへ、戦火のカフカズ山脈へ―冷戦後、さらに混迷を深める世界をさまようスパイたちの魂を、比類ないサスペンスのうちに描ききる。