- 小説の力
-
新しい作品論のために
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 1996年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784469221206
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[BOOKデータベースより]
ああも読めるが、こうも読める、このナンデモアリの「エセ読みのアナーキー」を峻拒し、「読みのアナーキー」を挑発、克服する。「小説の力」とは、既存の文化コンテクストに対峙し、新たな文化、世界観を産み出していく可能性である。小説の再生にむけて、挑発する作品論。
序章 「読みのアナーキー」=「還元不可能な複数性」を超えて
批評する「語り手」―芥川龍之介『羅生門』
多層的意識構造のなかの「劇作者」―森鴎外『舞姫』
『こゝろ』という掛け橋―夏目漱石『こゝろ』
お話を支える力―太宰治『走れメロス』
「自閉」の咆哮―中島敦『山月記』
戦争と川端文学―川端康成『ざくろ』
「個」に生きた「作家」山川方夫―山川方夫『夏の葬列』
『他者』という出口―井伏鱒二『山椒魚』
終章 新しい「作品論」のために