- エルゴード性とは何か
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- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 1994年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784621039168
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[BOOKデータベースより]
統計力学の基礎を支えるエルゴードの問題については、長い間議論が絶えず疑問が秘められてきた。近年、カオス理論の発展、計算機の進歩による古典力学成果の見直しに伴い、この問題がふたたび多くの物理学者、数学者の関心を集めるようになった。本書では、エルゴード問題の発火点になった経緯,その後の発展,そして現代における洞察の深化を説き明かしている。
1 前史―現象論から本質論へ(化学における原子概念と物理学における熱概念;熱力学;気体運動論―統計力学への道;流体力学方程式,輸送係数,エントロピー生成と変分原理)
2 エルゴード理論(エルゴード理論の発展;エルゴード的力学系の諸段階―保測度変換の理論;混合性;ベルヌーイ系,パイ製造の法則;KS〈コルモゴロフ‐シナイ〉エントロピーそしてK系;散逸系の力学〈カオスの理論〉におけるエルゴード性)
3 量子力学的問題
4 結語